侍ジャパン 五十幡「勉強になりました」「国際試合はボークをとられづらい」井端ジャパンの“飛び道具”指揮官「持ち味発揮してくれた」

 7回、三盗を決める五十幡(撮影・飯室逸平)
 7回、三盗を決める五十幡(撮影・飯室逸平)
 7回、二盗を成功させる五十幡(撮影・立川洋一郎)
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 「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024、チェコ代表0-9日本代表」(10日、バンテリンドーム)

 侍ジャパンが大勝でプレミア12前の最後の強化試合を終えた。投手陣は17三振を奪い5安打完封リレー。打線は初回に森下(阪神)が先制2ラン、七回には代走・五十幡(日本ハム)の二盗、三盗をきっかけに足技で追加点を奪った。八回には5安打を集中し6点を奪い試合を決めた。

 2点リードで迎えた七回、本番を想定した“足攻”で1点を奪い取った。無死から左前打の牧(DeNA)の代走として五十幡(日本ハム)が出場。代打源田(西武)のカウント1-0で二盗を敢行。相手左腕投手のけん制に誘い出される形となったが、そのまま二塁を陥れた。さらに3球目で三盗を決めると、4球目の二ゴロの間に生還した。

 五十幡は二盗については「完全に(投手の足が)クロスしたと思って走ったので、(けん制が来て)厳しいかなと思ったんですけど(スタートを)切っちゃったんで走るだけでした」と振り返った。

 日本のルールならボークと判定されかねないけん制。「国際試合はボークをとられづらいからと聞いたことあったんで。でもいい勉強になったので、オーストラリアとかもそういうピッチャーいるっぽいので。いい勉強になりました」と明かす。

 井端監督は「終盤の何とか1点とりたいところで出て盗塁して彼の持ち味を発揮してくれたと思います」と評価する。1点を争う戦いで、井端ジャパンの貴重な飛び道具。五十幡も「緊張感ある1点差ゲームが多いと思う。そういうところで行くことが多いと思うので、しっかり集中してスタート切りたいです」と誓った。

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