侍・森下4番で開幕弾だ!昨年の台湾戦再現狙う「もう楽しみ。早くやりたい」 「プレミア12」13日・豪州戦

 阪神・森下翔太外野手(24)が12日、「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」の1次リーグ初戦となる13日・オーストラリア戦(バンテリン)でスタートダッシュを決めることを誓った。昨年11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」の1次リーグ初戦・台湾戦は先制の決勝ソロ本塁打を放った。4番起用が濃厚な若き主砲が、今年も初戦で豪快なアーチをかける。

 いよいよ迎える初戦を森下は待ちきれない様子だった。「もう楽しみです。早くやりたい」。井端監督は打順について、「まだ決まってませんし、明日のこのくらいまでは考えようかなと思います」と言うにとどめたが、森下が4番起用される可能性は高い。

 森下は10日のチェコとの強化試合で初の侍4番に座り、初回に先制2ランを放った。大役の重圧について問われると、けろっとした顔で「ないっすね。あります?」と即答。続けて「勝負強いバッティングを買われて選出してもらえたと思ってるので、一つのチャンスをモノにできるように。自分が結果を出して勝ちたい」と意気込んだ。

 昨年の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」初戦・台湾戦では先制弾で勢いをもたらし、試合を決めた。「必死であんまり覚えてない」と笑ったが、「明日も必死になってやっていると思うので、結果的にそれがいい方向についてきてくれれば」と気合十分。この日の打撃練習では22スイング中、3本を左翼席中段へ運んだ。今年も勝利へ導く初戦弾が期待できる。

 オーストラリアは小刻みな継投をするチームという情報も耳にしているというが、「どのピッチャーと対戦したとしても初対戦なので、あんまり変わんないかな」とどっしりと構える。初戦へ心も体も準備は整った。「必ず勝って、いい勢いでファイナルラウンドに行って、世界一になりたい」。頼れる背番号1が連覇への道を切り開く。

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