前ソフトバンク・小林がトライアウト異例の二刀流でアピール 最速147キロ&痛烈安打にファン沸く
「12球団合同トライアウト」(14日、ZOZOマリンスタジアム)
前ソフトバンク・小林珠維選手(23)は、異例の二刀流参加となった。
投手としては巨人・菊田に対して147キロの直球で空振り三振を奪うと、その直後、西武・高木の初球は107キロのカーブでストライクを奪った。最後は真っすぐで空振り三振を奪い、計8球でアピールした。
打者としては前広島・新家と対戦し、初球からフルスイングして二飛。第2打席は元楽天・吉川の変化球で空振り三振に倒れた。だが、第3打席は巨人・川嵜から右翼へ痛烈な打球を放ち、二塁打。打者としても非凡な才能を見せた。
東海大札幌から19年ドラフト4位でソフトバンク入り。20年から2シーズンは野手でプレーし、23年から投手との二刀流に。今季はウエスタン・リーグで2試合に先発して防御率6・00だった。
小林は「今日は全部出すつもりでいきました。ガン以上に投げたいイメージがあるので、バットに当たらないようにと。ゾーン内に強く投げられたので良かったです」と充実の表情。「欲を言えばどちらでもやりたいのはあるが、見てもらえる方でやれたらと思います」とうなずいた。