ヤクルト・中村悠平捕手（３４）が１４日、若手投手陣を含めた全投手に奮起を求めた。この日は都内で行われた球団の年間シートオーナーパーティーに出席。ファンから「来季に期待する投手は誰か」の質問が飛び、具体的に２１年ドラ１の山下、原の名前を挙げた。

　「再起をかける投手たちが必死に投げると、投手のレベルも上がってくる。みんなで相乗効果で良くなってくる」。ケガなど、今季は多くの時間を２軍で過ごした投手陣への熱いゲキだった。

　イベント後には「やってもらわないと困る」とうなずいた。２年連続５位に沈み、正捕手として誰よりも悔しい思いをし続けてきた。急務な投手再建の鍵を握る、現有戦力の底上げと成長。「気持ちの部分とかでくすぶっている選手はたくさんいる」。鬱憤（うっぷん）を晴らす投手陣の意地に、中村は期待を寄せた。