日本ハム 水谷が珍特訓ノック300発「ホームランをもっと打てるように」目標30本塁打 佐藤ファーム打撃コーチとマンツーマン
日本ハムの水谷瞬外野手(23)がひたすらノックを打ち込む珍練習を行った。15日、千葉県鎌ケ谷市の球団施設で行わている秋季練習に参加。室内練習場で佐藤友亮ファーム打撃コーチ(46)のマンツーマン指導の下、約300球、黙々とバットを振り込んだ。
ライナー、フライ、ゴロなどの打球角度と打球方向を佐藤コーチが指示。言われたところに狙って淡々と打つ作業。「イメージと体を一致させるのと、自分でどこに打ちたいか決めて、それに対して逆算してボールを投げて、自分で空間を作って打つっていうのを狙ってできるようになること」。水谷は練習の中身を説明した。
単純なようで難しい作業。「トスを上げる位置も大事ですし、それに対してのバットの出し方も大事。そっちばっかり意識して足がなあなあになってしまったらそれもできないし。いろんなところを意識して連動させていってできること」。打撃に必要な肉体のパーツをしっかり使って、狙ったところに打つ。そんな練習だ。
水谷の今季の躍進の裏に佐藤コーチの存在があった。シーズン中も壁に当たれば話し合い、乗り越えてきた。秋季キャンプを終えたこの時期は“友亮塾”で鍛え上げる思い。「ホームランをもっと打てるように。具体的な数字で言ったら友亮さん、30本って言っていたんで。そこは僕も意識しながら来年はやりたいなって思います」と目標を掲げる。30発への“あしたのために、その1”、ノックバットで打つべし、打つべし、打つべし、だ。