FA宣言の石川柊太 オリックスと初交渉 岸田監督も同席し「本当に光栄なこと」
ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)宣言した石川柊太投手(32)がオリックスと初交渉を行ったことが15日、分かった。交渉解禁日に速攻アタックをかけてきたオリックスは、3年5億4000万円プラス出来高相当(推定)の大型契約を提示したもようで、岸田護新監督(43)も同席した。
解禁日に交渉のテーブルに着いたオリックスに対し、石川は「実際にこうやって声をかけていただけたことは本当に光栄なことです」と感謝の思いを口にした。FA宣言した8日には「野球界で自分がどういう評価をされているのか聞いてみたい。それが一番」と権利行使の理由を語っていたが、同一リーグのライバル球団からの速攻劇に高揚感を隠せなかった。
石川の今季年俸は1億2000万円で人的、金銭ともに補償不要のCランクとみられる。オリックス以外では巨人、ヤクルト、ロッテなども獲得に興味を示しており、石川サイドと交渉日程の調整に入った球団もあるもよう。ソフトバンクは宣言残留を認める方針。この日の午前中にはみずほペイペイドームでトレーニングを行った石川の動向に、注目が集まる。