チェコ代表ヘッドコーチ「第1号のスターになって」 巨人施設見学で育成入団のフルプにエール
チェコ代表のヘッドコーチで、23年の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では主将を務めたペテル・ジーマ氏(35)が17日、川崎市のジャイアンツ球場を見学に訪れた。
今月9、10日に行われた侍ジャパンとの強化試合で来日。その後、「自分のビジネスもあったんだ」と大阪での商談後、東京に足を運んだ。同じくチェコ代表で、巨人が育成選手契約で獲得したマレク・フルプ外野手(25)の仲介で施設見学が実現。この日、行われた育成選手の練習や、寮内の練習環境を熱心に見て回った。
昨年10月、巨人に入団したフルプについて「彼はポテンシャルがすごくて、5ツールの全てを持っている選手。パワー、コンタクト能力とかも早いし、センスも良くて野球IQがすごく高い」として、「もう少し足りないところを磨いていけたら、巨人としても非常に大きな戦力になるんじゃないかと思う」と太鼓判を押した。その上で「素晴らしい施設を見ることができた。良い環境でもっと自分を成長させて、チェコ第1号のスターになってほしい」と、日本での活躍を願っていた。