ＤｅＮＡ・戸柱恭孝捕手が２０日、神奈川・横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。来季は４年契約の２年目となり、現状維持の７５００万円でサインした。（金額は推定）

　正捕手の山本が９月に右手首骨折で離脱したが、経験豊富なリードと勝負強い打撃でシーズン終盤からポストシーズンをけん引。ＣＳではＭＶＰに輝き、日本シリーズでも投手陣を好投に導いた。存在の大きさを改めて印象づけ、戸柱は「球団からは、ベテラン捕手としての姿を見せてくれたと、うれしい言葉をいただきました」と充実の笑顔を見せた。

　３５歳シーズンとなる来季に向け、既にフィジカルのリセットに着手している。日本シリーズ終了後にファスティング（断食）を行い、１週間で体重を６キロ絞った。「今年はもう終わった。来年は必ずリーグ優勝する。そこに対して全振り、全力でやっていきたい」と意気込み、山本、伊藤、松尾らの強力捕手陣との競争について「それぞれがレベルアップして束になった方が強くなれる」と語った。