巨人・直江大輔が750万の大減俸→600万で更改 戦力外通告で退団発表→異例の育成再契約「本当にラストの1年」
巨人から自由契約となっていた直江大輔投手(24)が21日、東京・大手町の球団事務所で育成再契約を結んだ。来季年俸は750万減の600万円(金額は推定)で更改。背番号は新たに「054」に変更が決まった。
昨季は自己最多の16試合に登板した右腕だが、プロ6年目の今季は1軍登板なくシーズンを終えた。戦力外通告後、育成での再契約に「僕としてはもう一度、そこに対して全力で向き合うだけかなと思います」と受け止め、「本当にラストの1年だと思うので、やり切って悔いがないようににしたいと思います」と覚悟を口にした。
直江は10月28日に球団から戦力外通告を受けた。直後にインスタグラムで「ジャイアンツでの野球は終わりますがまた、次のステージに向けて準備していきたい」と退団を報告。だが、1週間で状況が変わり、今月4日には「ジャイアンツと再契約することになります」とつづっていた。
また、右肘のクリーニング術を受けたことも報告。「早くて3カ月くらいでブルペン投球ができると聞いている。前回、育成になった時とはまた違う立場。元に戻っただけでは絶対に戦力になれない。なにか強い武器を1つ手に入れて、それで勝負できたらと思います」と再起を誓った。
松商学園から2018年度のドラフト3位で入団。23年には16試合に登板した。24歳となった今季は1軍登板がなかったが、本格派右腕として再起が期待される。