阪神・田中秀太コーチの次男・彪斗が沖縄尚学の三塁ランナーコーチで神宮大会出場「同じ舞台に立てるように」

 3塁のランナーコーチを務める阪神・田中コーチの息子の沖縄尚学・田中彪斗(撮影・持木克友)
 3塁のランナーコーチを務める阪神・田中コーチの息子の沖縄尚学・田中彪斗(撮影・持木克友)
 3塁のランナーコーチを務める阪神・田中秀太コーチの息子の沖縄尚学・田中彪斗(撮影・持木克友)
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 「明治神宮野球大会・高校の部2回戦、敦賀気比11-5沖縄尚学」(21日、神宮球場)

 沖縄尚学で阪神・田中秀太内野守備走塁コーチの次男である彪斗内野手(2年)が三塁ランナーコーチとして神宮大会の舞台に立った。

 兵庫県芦屋市出身。「強い学校に入ろうと思っていて、コロナ禍の甲子園で見ていてこのチームの強さを感じてここに入りたいなと思った」と沖縄尚学の野球に憧れて門をたたいた。始めは沖縄の方言などに戸惑いもあった中、1年春からベンチ入り。今秋は三塁ランナーコーチを務めている。

 小学1年から野球を始め、父・秀太さんとは近くの公園でキャッチボールや壁当て、素振りなどをして練習。「諦めない、投げ出さない、やり続けるって事を教わりました」と今も父の教えを胸に白球を追っている。昨年は父がファームのコーチを務めており、沖縄で行われた2軍の春の具志川キャンプに足を運んだという。

 自身も阪神ファンで名前は虎の文字が入っている彪斗。父と同じ右投げ左打ちの二塁手でレギュラーを目指す。「打撃はもちろんなんですけど、取れるアウトを取りきれないのが弱み。安心感のある選手になりたいです」と成長を誓った。

 「甲子園はずっとお父さんが立っていた舞台。試合で同じ舞台に立てるように」。父の本拠地で躍動すべく、鍛錬を積む。

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