快勝の東洋大姫路 好投の末永が抱く元阪神の祖父の教え 1985年の日本一時は1軍マネジャー「自分の調子が悪くてもふてくされない」

 「明治神宮野球大会・高校の部2回戦、東洋大姫路6-1二松学舎大付」(22日、神宮球場)

 東洋大姫路の先発左腕・末永晄大投手(2年)が先発して6回7安打無失点と好投し、4強入りに導いた。初回以外は走者を背負い、得点圏の場面を4度招くもホームは踏ませず。自身初となる全国舞台で躍動した。

 元阪神で1985年の日本一当時に1軍マネジャーを務めていた末永正昭氏(77)の孫。家の中に正昭氏の現役時代の写真があったことなどから、晄大は野球に触れ始めた。幼少期から祖父と練習を行い、「野球の礼儀だったり、自分の調子が悪くてもふてくされない、全力でやると教わりました」。祖父の教えを胸に野球に打ち込んでいる。

 最速142キロで岡田龍生監督の下で野球をやるため、東洋大姫路に入学した末永。「野球を始めたきっかけがおじいちゃんだったので良い姿を見せたい。それが恩返し」と大舞台での活躍を誓った。

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