異色の経歴を持つヤクルト育成1位・根岸が入団交渉 米大学時代にはエンゼルス&ドジャースの大谷の試合を生観戦で刺激

 ヤクルトから育成ドラフト1位で指名され、入団交渉に臨んだノースカロライナA&T州立大の根岸辰昇内野手
 ヤクルトから育成ドラフト1位で指名され、入団交渉に臨んだノースカロライナA&T州立大の根岸辰昇内野手
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 ヤクルトから育成ドラフト1位で指名された、ノースカロライナA&T州立大の根岸辰昇内野手(24)が22日、都内のホテルで入団交渉に臨んだ。背番号は「025」に決定。支度金は320万円、年俸300万円で合意した(金額は推定)。

 入団交渉を終えた根岸は「今回背番号もいただいて、すごく実感がわいて頑張ろうとと思った」と明るい表情で決意。米国でさまざまな経験を積み、自ら行動にすることで世界を広げた。

 「最初の大学はエンゼルスの球場が20分ぐらいだったので、何度か見に行った」と言い、今年は「ドジャースの球場にも行った」とこの日3度目のMVPに輝いた大谷翔平選手の試合も生観戦。その試合で、大谷は本塁打を放ったといい、「MLBのトップの選手が日本人選手っていうのはモチベーションが上がる」と刺激も受けたことを明かした。

 根岸は異色の経歴を持つ。慶応高3年夏には甲子園に出場。19年3月に卒業後は慶大に進むも休学し、同年9月に米大学でプレーすることを志して海を渡った。3つの米大学を渡り歩きながら培った、さまざまな経験を武器に今度はNPBの舞台で大暴れする。

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