両監督は何を抗議?珍事に球場騒然 侍Jは井上が不可解なストップで準備できず ベネズエラはピッチクロック巡り「公平に行きましょうと」

 6回表開始前、球審に確認をする井端監督(右)=撮影・伊藤笙子
 6回、球審に説明を求めるロペス監督(右)=撮影・伊藤笙子
 メンバー表交換を終え、ロペス監督(右)と健闘を誓い合う井端監督(撮影・伊藤笙子)
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 「ラグザス presents WBSCプレミア12・2次リーグ、日本代表9-6ベネズエラ代表」(22日、東京ドーム)

 六回のイニング間、侍ジャパン・井端監督が審判団のもとへ歩み寄り強い口調で何かを確認する場面があった。

 審判から説明を受けて下がったが、1死後、今度はベネズエラ・ロペス監督も審判のもとへ。指を立て、こちらも強い口調で何かを訴えた。

 吉見投手コーチによると、侍ジャパンの抗議は投手交代のタイミングを巡るやり取りだったと説明。この回から井上が登板したが、マウンドへ行く際になぜかストップがかけられ、投球練習が不十分だったという。「タイムがどういうルールか、止められていたので『まだ出るな』と。(試合再開の)1分前に行けと言われて、行ったら『ラスト一球だ』と言われたのでおかしいんじゃないかと監督に行ってもらった。(井上は投球練習を)2球くらいしか投げられなかったので。そのルールの確認をしてもらった」と明かした。

 一方、ロペス監督はピッチクロックを巡るやり取りだったとし、「日本チームの(守備の)場合はなかなかピッチクロックがスタートしないことがあったので、公平に行きましょうと審判に言いに行きました」と明かした。

 この両監督の動きに球場は騒然となったが、場内説明はなく続行。アマゾンプライムの中継ではピッチクロックの表示に不具合が生じていることも伝えていた。

 試合はその六回に大きく動き、ベネズエラが3点、侍ジャパンが6点の猛攻。打撃戦の末に侍ジャパンが逆転勝ちした。

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