侍J・才木 プロ初の中5日で熱投5回2失点 二回2ラン被弾も「なんとかここで切る気持ちで投げてました」

 先発して力投する才木(撮影・山口登)
 5回、D・カスティジョの捕邪飛を好捕した坂倉を労う才木(撮影・伊藤笙子)
 先発した才木は5回2失点と粘りの投球を見せた(撮影・山口登)
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 「ラグザス presents WBSCプレミア12・2次リーグ、日本代表9-6ベネズエラ代表」(22日、東京ドーム)

 2次リーグ第2戦が行われ、日本はベネズエラに9-6で逆転勝ちした。2連勝とし、上位2チームによる24日の決勝進出を大きく引き寄せた。六回、2点を奪って同点とし、なおも2死満塁で牧秀悟内野手(26)が左翼へ勝ち越し満塁弾を放った。先発の才木浩人投手(26)は5回2失点。4番の森下翔太外野手(24)は初回に適時打を放つなど、阪神勢も奮闘した。日本は23日に台湾と対戦する。

 1次リーグ1位同士の大一番。白星は逃したが、役目は果たした。才木が侍2試合目の登板。プロ8年目で自身初となる中5日の先発マウンドへ上がった。

 初回は死球を与えながらも、3つの空振り三振を奪う立ち上がり。しかし、味方が3点先制した直後の二回。先頭への四球から1死一塁となりレイエスへの2球目。148キロ直球をバックスクリーン左への2ランとされ、1点差に迫られてしまった。

 初の中5日は問題なかったが、「今日は調子が悪かった」と才木。それでも「1点差だったので、なんとかここで切る気持ちで投げてました」と切り替えて、追加点は許さなかった。

 応援してくれているのは日本のファンだけではない。台湾での1次リーグ後には「才木選手の大ファン」という台湾と香港出身の2人の女性からの手紙を関係者を通じて、受け取った。異国のファンのそんな応援も力になったに違いない。

 前回登板の16日・台湾戦はアウェーだったが、この日は「盛り上がりもすごい力になった」と東京ドームの大歓声も後押しした。5回を2安打2失点5奪三振の好投。「先制点取ってくれた後に迫られたのは反省点」と話しながらも、「5回まで粘れたのは良かった」と安堵(あんど)した。

 今大会の登板は最後の可能性が高い。「いいピッチャーがいっぱいいるので、なんとか勝ち切れるように応援したい」。チーム一丸で世界一をつかみ取る。

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