「ラグザス　ｐｒｅｓｅｎｔｓ　ＷＢＳＣプレミア１２・２次リーグ、日本代表９－６ベネズエラ代表」（２２日、東京ドーム）

　試合前練習の段階で巨人勢が嬉しそうな笑みを浮かべていた。

　２３年から巨人に在籍していたメンデスは、戸郷や大勢、井上らと交流。チームメートだが、違うユニホーム姿とあって新鮮な印象を抱かせた。仲良く記念撮影するなど報道陣の注目を集めたが、ファンは「懐かしい」「感慨深い」ともう１人の元Ｇ助っ人も見逃さなかった。

　それはベネズエラ代表に参加していたジェラルド・パーラコーチ。ナショナルズのワールドシリーズ制覇に貢献した翌年、巨人に入団した。右膝の故障もあったため、日本では４７試合の出場にとどまり、１年限りで自由契約に。その後はナショナルズにマイナー契約で復帰し、現役引退後、今年から一塁ベースコーチを務めていた。

　亀井コーチや村田善コーチらと笑顔で写真に収まったパーラコーチ。登場曲のベイビーシャークに乗ってファンはシャークダンスをするシーンを覚えているファンも多い。記録よりも記憶に残った助っ人。東京ドームへの帰還に感慨深げだった。