東洋大姫路が死闘の末に散る 初の決勝進出ならず エース阪下が150球熱投も力尽きる 両校に惜しみない拍手

8回、阪下のスクイズで代走・笹岡(左)が同点ホームイン(撮影・園田高夫)
8回、同点の投前スクイズを決めた東洋大姫路・阪下(撮影・園田高夫)
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  「明治神宮野球大会・高校の部・準決勝、横浜3-1東洋大姫路」(23日、神宮球場)

 東洋大姫路が延長タイブレークの末、横浜に敗れて初の決勝進出を逃した。

 同点の延長十回、1死二、三塁からエース・阪下が浅い左飛に仕留めて勝ち越し点を許さず。直後に申告敬遠で満塁策を採ると、最後は内角の変化球で内野フライに仕留めた。

 10回5安打1失点、136球を投げていた阪下。続く十一回は2点を勝ち越しされたが、最後の力を振り絞って後続を切った。右腕の球数はちょうど150球に到達。打線は応えたかったが、反撃することはできなかった。

 五回に1点こそ先制された東洋大姫路は八回。最速151キロの横浜のスーパー1年生・織田翔希投手から先頭の代打・白鳥翔哉真外野手(2年)が右越え二塁打を放って無死二塁とし、相手の後逸で無死三塁。先発した阪下漣投手(2年)がセーフティースクイズを敢行した。三走・笹岡想絆外野手(2年)が打球を処理した捕手のタッチをヘッドスライディングで交わして間一髪で同点のホームに触れた。

 終了後は両チームに惜しみない拍手が送られた。

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