侍ジャパンは準優勝 完封負けは5739日ぶり屈辱 国際大会の連勝が27で止まる 5回に戸郷が2被弾4失点 井端監督「すべて私の責任」
「ラグザス presents WBSCプレミア12・決勝、日本代表0-4台湾代表」(24日、東京ドーム)
日本が台湾に屈辱の完封負けで大会連覇を逃した。第2回プレミア12、東京五輪、第5回WBCに続く世界大会4連覇の夢はついえた。主要国際大会での黒星は1839日ぶり、完封負けは2009年の第2回WBCの1次ラウンド・韓国戦以来、5793日ぶりの屈辱となった。
先発・戸郷が0-0の五回につかまった。先頭の8番・林家正に直球を捉えられて右中間に先制の一発を浴びると、1死一、二塁から3番・陳傑憲に痛恨の3ランを浴びた。数多くつめかけた台湾ファンが歓喜する中で中盤に4点を先行され、厳しい戦いを強いられた。
打線も相手先発のマイナーリーガー・林昱珉に苦戦した。源田の内野安打による1安打に封じられ、4回を投げきられた。三回2死一、二塁では小園が中堅後方に大きな飛球を放つも中飛に終わり、好機を逸した。先制された直後の五回も坂倉と桑原の連打で2死一、二塁とするも小園が一ゴロに打ち取られた。九回の攻撃が始まる前には井端監督がベンチ前で円陣を組んで声を発するも、響かなかった。
今大会は台湾に対して、1次リーグ、2次リーグともに勝利を収めていたが、3度目のマッチアップで屈辱にまみれる結果となった。井端監督は試合後、「負けたのはすべて私の責任」と語り、「選手達はよくやってくれた」
これで日本の主要国際大会での連勝は27でストップ。主要国際大会での敗戦は第2回プレミア12の2次リーグである2019年11月12日・米国戦以来1839日ぶりとなった。