侍コーチに能見篤史氏&松田宣浩氏を招へい 26年WBCへ向け強化
侍ジャパンが2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向けてコーチングスタッフを強化する。元阪神、オリックスの能見篤史氏(45)を投手コーチに、ソフトバンク、巨人で活躍した松田宣浩氏(41)を打撃コーチに招へいすることが24日、分かった。
昨秋の井端ジャパン発足後、首脳陣は金子ヘッドコーチ、村田バッテリーコーチ、梵内野守備走塁コーチ、亀井外野守備走塁コーチ、吉見投手コーチの5人で編成。次のWBCではコーチ陣の枠を増やせるため、選手としてWBCを経験している能見氏と松田氏に白羽の矢を立てた。
能見氏は先発、救援の両方で経験豊富。13年のWBCにも出場し、井端監督とも共闘した。21、22年にはオリックスで兼任コーチを務め、絶対的エースだった山本(ドジャース)や伸び盛りの宮城らをサポートするなど、指導力を評価されている。
松田氏は2013年と17年のWBC、15年と19年のプレミア12に出場。17年のWBCでは当時の小久保監督にチームのまとめ役を託され、チームを引っ張った。井端監督とは亜大の先輩、後輩の間柄。現役時代は「熱男」のパフォーマンスでおなじみの明るいキャラクターで、侍ジャパンを活気づけてくれるはずだ。
次のターゲットとなる「WBC連覇」へ、井端新内閣が抜かりなく準備を進めていく。