巨人・重信慎之介「9年間で一番悔しいシーズン」 FA権行使せず300万減で更改「死に物狂いでやる」

 契約更改を終え会見に臨む重信(撮影・開出牧)
 契約更改を終えた重信(撮影・開出牧)
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 巨人の重信慎之介外野手(31)が26日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸3300万円から、300万減の3000万円(金額は推定)で更改した。

 9年目の今季は33試合の出場で打率・067、6盗塁。シーズン終盤に右大腿(たい)二頭筋の筋損傷で離脱した影響もあり、4年ぶりリーグ優勝の瞬間は2軍で迎え「1年を始まる前に、このチームで優勝したい、日本一になりたいという思いが9年間で一番強い年でした。その中で優勝の瞬間に立ち会えなかったことが、すごく自分の中で悔しかった。9年間で一番悔しいシーズンでしたね」と唇をかんだ。

 既に、今年5月に取得した国内フリーエージェント権(FA)を行使せず残留することを表明。「球団から『お前はまだまだこんなもんじゃない』との言葉をいただき、自分としても、もっとやれる、やらなければいけないという気持ちで、引き続きジャイアンツのためにしっかりと結果を出したいとの思いに至りました」と明かしていた。

 節目のプロ10年目となる来季は、背水覚悟で臨む1年になる。「自分にとっては大きな1年になる。結果も出さないといけないので、死にもの狂いでやります」と決意に満ちた表情で語った。

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