日本ハム・矢沢が二刀流継続表明「最大限力を発揮できるようにやっていく」当面の目標は「外野手として開幕スタメン、100安打」増額で契約更改

 契約更改した日本ハムの矢沢は外野手としての開幕スタメンを来季の目標に掲げる
 契約更改した日本ハムの矢沢は外野手としての開幕スタメンを来季の目標に掲げる
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 日本ハムの投打二刀流・矢沢宏太投手(24)が26日、北海道北広島市の球団事務所で契約交渉し、今季の推定1500万円から増額でサインした。来季の投打二刀流の継続を明言。まずは外野手としての開幕スタメン、100安打を目標に掲げた。(金額は推定)

 今季は前半戦は投手として17試合に登板。後半戦は野手として28試合に出場した。「去年のオフに有こう骨の手術をして、前半は右手は握力が入らなくて、バッティングの状態もあまりよくなかった。ピッチャーに専念している間に握力も戻って、後半はバッティングの方にも時間が割けたので、いい時間の使い方ができた」と振り返った。

 10月のドラフト会議の際に、新庄監督が矢沢に関して言及。「(投打)どっちがいいかはっきりさせるのも監督の役目だし、どっちに行かせればいいかっていう答えを出してあげたい」と投打どちらかに一本化させる考えを明かしていた。

 この日、球団との交渉を終えた矢沢は「多分新庄さんがドラフトの時に…ていう話しだったんで」と苦笑い。「球団としてはそもそもそういう考えはないというか、まあどっちもというか、僕が最大限力を発揮できるようにやっていくっていう感じです」と二刀流継続する意思を表明した。

 来季に向けて「まず一番最初の目標は外野手として開幕スタメンで出ること。100安打。打たないと出られないのでそこを目標にやっていきたいと思います」と言う。秋季キャンプは外野手に専念。来春のキャンプも同じ方針。オフの間は野手としての練習に取り組みつつ「ピッチングの方もある程度(キャンプで)ブルペンに入らなくてもいい状態には1月くらいに仕上げていきたい」と語る。

 来季は外野手としてプレーしつつ、リリーフ登板に備える。「それが今はベストかなと思っています」と笑顔を見せた。

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