巨人・岸田行倫が倍増4300万円で更改「来年も自分が一番試合に出る」 FA甲斐の獲得参戦も正捕手獲りの決意
巨人の岸田行倫捕手(28)が27日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸2150万円から倍増の4300万円で更改。「1年間、頑張ってきてよかったという気持ちと、改めて来年しっかり頑張りたいという気持ちになった」と笑みを浮かべた。(金額は推定)
プロ7年目の今季はキャリアハイとなる88試合に出場。リーグトップの盗塁阻止率・475など、安定感が光るリードでリーグ優勝に貢献した。打撃でも7月5日のヤクルト戦(神宮)で、3安打6打点の活躍など要所で存在感。攻守で大きく飛躍した1年になった。
来季のレギュラー獲りが期待される一方、球団はソフトバンクから国内フリーエージェント権(FA)を行使した甲斐拓也捕手(32)の獲得を目指している。それでも「どのポジションでもライバルはいるので、まずは自分ができること、やるべきことをしっかりやりたい」とし、来季に向け「オフに入って、来年も自分が一番試合に出るつもりで練習もやっている。今年、いい経験をさせてもらって来年全然ダメなら意味がないと思う。今年の成績を超えられるように、チームとしても目標にしていた日本一になることができなかった。借りを返すというか、そのためにしっかりやりたい」と前を向いた。