巨人・阿部監督が男気エール 阪神・大山FA残留に「やることやってチャレンジした」無念さのぞかせず 「敵同士だけど野球界を盛り上げていこう」

 巨人・阿部監督が30日、ファンフェスタ終了後、FAでの獲得を目指していた阪神・大山が前日29日に残留を発表したことに関し、「やることやってチャレンジしたし。FAってこっちが決めることでもないからね。本人の意向だろうし」とし、続けて「本人からも連絡いただいて、それならね、また敵同士だけど、また阪神-巨人、巨人-阪神を盛り上げて、野球界を盛り上げていきましょうと伝えられたので良かったですよ、それで」と語った。

 巨人は大山に対して、阪神を上回ると思われる6年の大型契約を提示し、阿部監督も「うちに来て世紀の大FAの先駆者になって」とラブコールを送っていたが、阪神の4番を口説き落とすことができなかった。

 大山は29日の残留発表会見で残留の決め手について「いやもう一番が多すぎて。本当にいっぱいあるんですけど、まずはやっぱり監督、コーチ、スタッフの皆さん、裏方の皆さん、そしてチームメートともう一回優勝、日本一を一緒に達成したい、その気持ちは強くありますし、そこが理由になりましたし」と語った。

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