日本ハム・新庄監督 もう決めちゃった!来季開幕・金村、4番・野村、抑え・斎藤友&田中正、本拠開幕・伊藤

 仰天発表だ。日本ハムのファンフェスティバル「Fフェス2024」が11月30日、エスコンフィールドで行われ、2万8170人のファンが集結。最後のあいさつに立った新庄剛志監督(52)が来季の開幕投手に金村尚真投手(24)、ホーム開幕投手に伊藤大海投手(27)、開幕4番に野村佑希内野手(24)、来季の抑えに斎藤友貴哉投手(29)と田中正義投手(30)を起用することを発表。さらに前夜発表したスローガンを一夜で撤回し、「大航海は続く」と正式発表した。

 大胆不敵な発表。新庄監督の口から1人、また1人名前が出るたびに大歓声が起こった。そして指名を受けた選手は驚きの表情。本人にすら告げずにファンの前で5人の選手の起用を公言した。

 過去2年間、12球団最速で開幕投手を発表してきた。今季は西武、ソフトバンクに先を越されるなど、トレンド化しつつある。オリジナリティーを好むだけに「(開幕投手は)もう伝えないっす。今年は。マネされたんで」と不機嫌モードだったが、5人もの発表で度肝を抜いたのだった。

 早期発表の狙いはある。「伊藤くんを今年開幕投手にして、オフのトレーニングの後、人間的にも変わった。人間的にもオフの過ごし方を成長させる方法っていうのは、開幕投手が一番いい」と言う。そんな期待を込めて西武との開幕戦(3月28日、ベルーナ)は来季3年目の金村に白羽の矢を立てた。

 また、ソフトバンクとの本拠地開幕戦(4月1日)の伊藤については「CSファイナルで(ソフトバンクに)ボコボコにやられているので」とリベンジさせる思いがある。さらに「いいピッチャーが4戦目になったら、14勝で終わるところが17勝になる。だって、相手ピッチャーも悪くなりそうでしょうし」とエース対決を避けて勝ち星を稼がせる狙いもあった。

 抑えに指名した斎藤友は今季終盤は13試合連続無失点と結果を残した。守護神・田中正は夏場に調子を落とす時期もあった。2人を切磋琢磨(せっさたくま)させる狙い。そして4番・野村。今季は56試合出場、打率・210と結果を残せなかった。「4番」というプレッシャーを与えて奮起を促した。

 前夜はフロント考案の新スローガン「BOSSの見ている前 優勝決めろ」をフライング発表した。正式発表に向けて撮影など準備を進めてきたが「やっぱり選手が主役だからやめました」と一夜で撤回。「『大航海は続く』。これでいきたい」。それぞれに大役を与えて、新たな船出に乗り出す。

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