村上宗隆がメジャーを目指す理由「単に自分の野球人生を豊にしたい」国内ラストイヤーは「優勝、日本一。私情を挟む必要はない」
ヤクルト・村上宗隆内野手が2日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の6億円でサインした。来季は3年契約の最終年となる。(金額は推定)
村上は「来シーズンはすでに言っていますけど、日本でやる最後のシーズンになると思うので」と覚悟を口にした。何がそこまでMLBに気持ちを傾かせるのか-。「日本で何百本打ちたいとか、日本で何千本打ちたいとか、メジャーに行ってどれくらいやりたいかとか、別に何も考えていない」と明かした上で「ただ自分が野球をする中で野球人として成長したいっていう思いがあるので」と言い切った。
「ただ単に自分の野球人生を豊かにしたいですし、今後、野球に携わっていく中でいろんな経験をしたいっていうのが一番です」と力を込めた村上。ラストイヤーとなる来季は「優勝と日本一だけしか残していく目標はない」と言い切り、「僕が活躍したら優勝できるんで、そこだけです。僕の個人的な数字がどうなりたい、こうなりたいじゃなくて、個人の目標として優勝したい、日本一になりたい。そこに私情を挟む必要はないと思うので、とにかく優勝できるように頑張りたい」とVを置き土産にメジャー挑戦という構想を描く。そのために「ある程度、シーズン終盤にやってきた打撃フォームを定着させながら、あとはパワーをつけたりとか、体のキレだったりとか、そういうとこをやっていければなと思います」と語った。