巨人 近日中に甲斐と対面交渉へ 阿部監督も「交渉の席に着いて思いを伝えたい」

 巨人がソフトバンクから国内FA権を行使した甲斐拓也捕手(32)と、今週中にも初の対面交渉に臨むことが2日、分かった。これまでは代理人交渉だったが、本人の意向を踏まえて日程を調整中。移籍か残留か、決断の時が近づいてきた。

 球団幹部は現時点で交渉に進展がないことを明かし、今後について「直接会って交渉したいと思っている」と説明。甲斐自身も11月30日に野球教室を行った地元・大分市で「ここから段階を踏んでいくところに来ると思う」など明かしていた。

 阿部慎之助監督(45)も以前から「絶対的な司令塔が欲しい。いればチームにとって、とてつもない安心感がある」など、熱烈ラブコールを送る存在。「どこかのタイミングで直接、交渉の席に着いて思いを伝えたい」という意向もあり、日程の調整がつけば、監督自ら出向く可能性も高まる。

 球団は阪神・大山悠輔内野手(29)の獲得に動いたが、思いは実らなかった。ソフトバンク・石川柊太投手(32)とは交渉を終え、本人の決断を待っている状況。また、新たに最多3人の助っ人補強を狙い、調査を続けている。

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