ロッテ・美馬 1億円減も「十分」プロ14年目で初の白星なし「正直クビだと思っていた」
ロッテ・美馬学投手(38)が2日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、1億減の年俸4000万円でサイン。減額制限を大幅に超える金額となったが「正直クビだと思っていた。その中で来年にチャンスをもらえたので十分」と受け止めた。(金額は推定)
今季は3試合の登板にとどまり、プロ14年目にして初めて白星なし。0勝2敗、防御率7・43。シーズン序盤の1軍での3登板は「あまり自信を持って投げられていなかった」と悔やんだ。
8月には右ひざの靱帯を痛め、最近までブルペン投球もできなかったといい「焦りがあって、なかなかケガも治せなかった。治す時にしっかり治しておけば良かったと後悔している」。今オフは「ケガを治して来年の準備を淡々とやりたい」と話し、じっくり自分に向き合う。
来年39歳を迎える。チームでは投手最年長。「チャンスをもらえたので来年はしっかりやり尽くして、チームに貢献できたら。最後までやりきりたい」。色紙には「尽くす」と記したベテランが、来季はZOZOマリンのマウンドで返り咲く。