ソフトバンク 育成ドラ1古川遼が入団辞退 11月には施設見学も「プロ野球の世界に飛び込む決心つかず」「悩んだ末の決断」
日本学園硬式野球部は3日、ソフトバンクから育成ドラフト1位で指名された古川遼投手(3年)について、入団辞退の申し入れをしたことを発表した。
ドラフト後、本人や両親と相談した結果、11月16日に球団関係者へ正式に入団辞退の申し入れをしたという。
ドラフト会議後、本人は不安な気持ちや悔しい気持ちなどさまざまな悩み・葛藤を抱えていたというが、11月7日~9日には筑後においてメディカルチェックや施設見学なども行っていた。
その後も本人・両親と相談を重ね、現在の心境や状況でプロ野球の世界に飛び込む決心がつかず、入団辞退という結論に至ったという。
同校野球部から発表された文書では「この結論は、ソフトバンクホークス様に対する不安や、不満ではございません。あくまでも、本人の心境・心情の変化による進路変更でございます。本人・ご家族ともに悩んだ末の決断ですので、この点につきましてご配慮頂けましたら幸いに存じます」と記述。
葛藤を抱えていたという通り、「本人は指名して頂いたことは大変喜んでおり、ソフトバンクホークス様には本当に感謝しております。現在は大学進学に向けて準備をしており、4年後に必ずソフトバンクホークス様や、他の球団に上位指名をして頂けるような選手になると、前向きな気持ちでおります。末筆になりますが、今回指名をして頂いた福岡ソフトバンクホークス様には、多大なるご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます」と感謝と謝罪の言葉も伝えられた。
古川は身長190センチの長身から繰り出す速球が魅力の右腕。今夏の西東京大会では5回戦で敗退した。