野球殿堂入り新候補者にイチロー氏、上原浩治氏、阿部慎之助氏ら 発表は来年1月16日
野球殿堂博物館は3日、来年の野球殿堂入りの候補者を発表した。プレーヤー表彰ではオリックス、マリナーズなどで日米通算4367安打をマークしたイチロー氏(51)=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が新たに加わった。
また巨人やメジャーで活躍し、日米通算「100勝、100ホールド、100セーブ」の偉業を達成した上原浩治氏(49)、巨人で正捕手、4番、主将を担った阿部慎之助氏(45)=現巨人監督=らが新たに加わった。発表と通知式は来年1月16日に行われる予定。
イチロー氏は日本球界だけではなく、既に米国野球殿堂が2025年の殿堂入りの候補者にも新たに加わると発表していた。19年に引退したイチロー氏は、日本選手初の米国野球殿堂の殿堂入り選出が確実視されている。さらに“日米ダブル”で殿堂入り候補者に名前が挙がるという快挙を成し遂げた形だ。
世界を席巻し続けた希代のヒットメーカー。華々しい現役時代を“殿堂”という称号によって祝福される可能性が高い。
指導者としての実績も加味するエキスパート表彰では、昨年阪神を38年ぶりの日本一に導いた阪神前監督・岡田彰布氏(67)=現オーナー付顧問=らを新候補者として選出した。