ソフトバンク・永井編成本部長 古川遼の入団辞退に「仕方ない」ドラフト時点では育成指名OKも「いろんな思いがあって」
ソフトバンクに育成ドラフト1位されるも入団辞退を表明した古川遼投手(18=日本学園高校)について、球団の永井智浩編成育成本部長兼スカウト部部長が報道陣の取材に応じた。
永井本部長は「残念ですけど、仕方ない。本人の意思がそういうことであれば」と話した。ドラフト候補選手を対象に球団が送る調査書には、選手側が育成指名の可否を記入する欄が設けられている。古川は育成指名を了承していたようだが、永井本部長は「それ(育成指名可)は確認しましたし、本人もおそらくはドラフトを迎える前は育成でもプロでやりたいという気持ちは持ってたとは思います。ただ、実際にドラフトが終わった後にいろんな思いがあって、しっかり自分の中で考えたときに大学に進学したいという気持ちになったのだと思います」と古川の気持ちをおもんばかった。
一方で「一度評価した選手ですし、大学進学後もしっかり追いかけたい」と引き続き密着マークしていく意向も明かした。
ソフトバンクが育成ドラフトで指名した選手の入団辞退は初。支配下を含めれば、前身のダイエーが1991年のドラフト会議で4位指名した三井浩二(北海道・足寄高)以来となった。