巨人・吉川尚輝が年俸2億円の3年契約で更改 1億1000万増で大台到達「リーグ優勝がうれしかった」、来季は「連覇して日本一になりたい」
巨人の吉川尚輝内野手(29)が4日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季9000万円から1億1000万増となる年俸2億円の3年契約で更改した。(金額は推定)
交渉後、会見に臨んだ吉川尚は「リーグ優勝できたことが一番、うれしかった」と笑みを浮かべた。契約年数については「複数年で組ませてもらいました。3年です」と説明。順調なら来シーズン中に国内FA権を取得できる見込みだが「ジャイアンツでプレーすることは変わりないと思いますし特に。複数年を提示してもらえたのでよかったです」。2億円という数字についても「野球選手として億をもらうのは目標でもあった。そこはすごくいい評価をしていただきました。それに伴って責任感も。もっとやらなきゃという自覚はあります」と話した。
プロ8年目の今季は全143試合にスタメン出場した。打率・287は規定打席に到達した打者の中でチームトップの数字。守備率・994で両リーグ最多232票を獲得しゴールデングラブ賞を受賞すると、ベストナインも選出するなど攻守で飛躍の1年になった。
4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した一方、9月26日のDeNA戦で左脇腹の肋骨を骨折。DeNAとのCSファイナルSでは、10月19日の第4戦からベンチ登録されたが、出場できずチームも敗退となった。
故障については「もう痛みもなく生活できているし、完治したと思います」と説明。来季に向けては「リーグ連覇して日本一になりたいという思いが一番強い。個人としてもゴールデングラブ賞をとりたい」と決意を新たにした。