日本ハムの池田隆英投手（３０）が５日、北海道北広島市の球団事務所で契約交渉し、１１００万増の５７００万円で更改。来季の目標として「新庄監督を胴上げして、個人としてホールドをいっぱい取る」と掲げた。

　今季は右肘の負傷のため序盤戦を治療とリハビリに充てたが、７月になって１軍昇格。３カ月間で２９試合に登板し、夏場以降のブルペンを支え、２勝１敗１５ホールド、防御率３・８０の成績を残した。ＣＳファイナルステージ前にも上半身のコンディション不良のため戦線離脱した。

　来季に向けて「まずケガをしない、１年間完走すること」と健康第一で臨む。そのために「体重が減っちゃったんで、戻す作業なんですけど、一緒に筋量もアップしながらっていうところでそういう目標を掲げてますね」と来春のキャンプまでに筋肉量２キロ増を目標にトレーニングして、ケガしにくい体作りを目指していく。

　「どうしても今年の数字、ホールドの数とか、物足りないと思ってますし、欲深くホールド数を獲得していきたい」。２３年シーズンの５１試合登板、２５ホールドはともにキャリアハイ。来季はケガせずフル回転してこの数字をクリアしたい思い。勝ちパターンで貢献。その先に「新庄監督を胴上げしたい」と日本一を思い描いた。（金額は推定）