ソフトバンク・柳田「今年の数字はレギュラーではない」1億減、4億7000万円プラス出来高で更改

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(36)が5日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億減の年俸4億7000万円プラス出来高払いでサインした。「打ってないので当たり前の結果」と受け止め、「レギュラーで出続けることが一番」と来季の決意を語った。(金額は推定)

 7年契約の5年目だった今季は、5月31日の広島戦で右太もも裏を負傷し、長期離脱を強いられた。9月下旬に1軍に復帰したが、52試合の出場で打率・286、4本塁打、35打点に終わった。「今年の数字はレギュラーではない」と冷静に見つめ、「何もできなかったというか、ふがいない成績で終わってしまって残念な1年だった」と振り返った。

 昨年は143試合にフル出場し、打率・299、22本塁打、85打点ながら、5000万ダウンで更改。今季は4年ぶりに出場試合数が100を割り込み、4本塁打はルーキーイヤーに次ぐ低い数字で2年連続のダウン更改となった。

 リハビリ期間中は福岡県筑後市のファーム施設で若手と一緒に汗を流した。「みんな活躍するんだと、がむしゃらにやっているのが伝わってきた。自分も若い頃、そういう気持ちだった。初心を忘れずやっていきたい」と語った。

 来季は小久保監督が右翼から左翼へのコンバートを明言している。柳田は「出ることができるなら全うするだけ」と巻き返しを誓った。

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