西武・中村剛「振り返ると気持ち痛くなる」不振続き7月抹消、4年ぶり1桁本塁打 5000万減、1億円で更改

 西武の中村剛也内野手(41)が5日、埼玉県所沢市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万減の年俸1億円でサインした。中村剛は最下位に終わったチームについて「弱いなあと思った」と端的に表現。自身については「あまり振り返りたくない。振り返ると気持ちが痛くなる」と口が重かった。(金額は推定)

 23年目の今季は開幕からDHで出場したが不振が続いた。球界最年長記録となるオールスターのDH部門にファン投票で選出されたが出場を辞退。7月に出場選手登録を抹消された後は1軍に復帰することなく、代名詞の本塁打は出場58試合で7本と、4年ぶりの1桁に終わった。

 「体調が良くなかったのでバッティングの状態も良くなく、自分の思うようにできなかった」と振り返る。来季はあと22本に迫る通算500本塁打の達成が期待されるが「(記録への)意識は全然ないです。目標を考えてもプラスになることはないので、一日一日をやるだけ」。不惑を過ぎた大砲はマイペースを貫き、24年目のシーズンを迎えるつもりだ。

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