日本ハムの万波中正外野手（２４）が６日、北海道北広島市の球団事務所で契約交渉。今季の推定８０００万円から「いち、ろく、ご、です」と９０年１月に当時中日の落合博満氏の契約更改での会見を“再現”。１億６５００万円に跳ね上がったことを明かした。（金額は推定）

　落合氏の「いち、ろく、ご」はバラエティ番組で見て印象に残っていたという。「提示額を見た瞬間に振ってきました」とニヤリ。完成度に不満があったのかテイク２、テイク３も要求して繰り返した。

　今季は１３６試合に出場し打率・２５２、１８本塁打、６０打点の成績。球団からは「走攻守トータルでチームで一番貢献してくれたと言われたので、納得いくシーズンではなかったですけどうれしかったです」と話した。

　球団には「ビールかけを増やしてほしいと。プレーオフ進出が決まった時点でビールかけしてほしいとお願いしてきました。アメリカみたいにカテゴリーを突破したところで」と珍要求。「けっこう前向きな雰囲気ではありました」と手応えを口にした。

　来季に向けて「全試合出場というのを一番の目標として考えたいですし、全試合に出るということは結果も出て、数字もそれだけ伸びてくる」と言う。その先の“ビールかけ”を心待ちにした。