オリックス・山田OB会長 OB総会で岸田新監督に“失敗のススメ”「1年目はいくら失敗してもいい」

 「第47回阪急オリックスOB総会」が7日、兵庫県内のホテルで開催された。02~03年に中日で監督の経験がある山田久志OB会長(76)は、岸田護新監督(43)に失敗のススメを説いた。

 「私も投手出身監督をやりましたけど、投手出身の監督は難しい。1年目はいくら失敗してもいいです。失敗から学ぶことがたくさんある」

 今季は5位だったが、21~23年に3連覇した中嶋前監督の後を継ぐ大変さも察し「あの野球はなかなかできない」と力説。だからこそ、「コミュニケーションだね。やっぱり選手としゃべらないといかんね」と意思疎通を取る大切さを語った。

 OB会長の言葉を受け、岸田監督も背筋をピンと伸ばした。「思い切ってやらせていただきます。コミュニケーションは投手野手関係なく、みんなと取っていきます」と決意表明した。

 監督がOB総会に出席するのは、17年・福良監督(現GM)以来。岸田監督は「優勝、日本一を目指して必死にやっていきます」とあいさつし、V奪還を誓った。

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