新入団選手への初指令は意外なものだった。日本ハムは８日、エスコンフィールドで「新入団選手ウエルカムイベント」を開催し、新庄剛志監督（５２）は初々しい８選手に「ユニホームの着こなしを、もうちょっとどうにかしてほしい」と注文を付けた。

　育成１位・川勝空人投手（１７）＝生光学園＝の紹介を終えたところで、選手たちのゆるめな着こなしが気になった様子。「着こなしって大事ですよね？」と１２００人のファンに呼びかけ、「着こなしで野球センスを見極められる。直していきたいと思います」と指導を誓った。

　新庄監督はイベントの冒頭でもあいさつ。「２年で土台をつくり、３年目で日本一になり、新庄剛志らしく、かっこよくユニホームを脱ごうとしたんですけど、残念ながら負けてしまい、来年も監督させてもらいます」と話し、喝采を浴びた。

　目標を日本一に据えて臨む延長の１年。ファンに向けて「今年ソフトバンクの観客動員が２７０万人で、ファイターズが２０７万人。来年はファンの方たちも優勝争いしてほしい」と要求。まずは身だしなみを整え、チームと観客動員数のＷ優勝を目指す。