ヤクルト・高津監督 広島・矢崎に「非常に特徴のある投手」実績十分の右腕獲得でブルペン強化に成功
出場機会に恵まれない選手救済の「現役ドラフト」が9日、オンラインによる非公開で開催され、ヤクルトは現役ドラフトで広島から矢崎拓也投手(29)を獲得した。23年には24セーブを記録し、今季も10ホールドと中継ぎとして実績十分な右腕獲得でブルペンの強化に成功した。
取材に応じた高津監督は「非常に特徴のある投手」と対戦で得た印象を明かし、「球の強さとやっぱフォークの縦変化ですね。多少球が荒れる時もありますけど、バッターとしてはなかなか打ちづらい球のまっすぐ、変化球だと思っています」と期待。強みを生かす起用法を約束した。
2年連続5位と低迷し、投手再建を誓って向かう高津政権6年目へ。「本当は先発がもっとしっかりして、ローテーションが余るぐらいの人員を確保できるのが一番だとは思うんですけど、現状先発が足りないのはもう明らかなことなので。だったら、リリーフを厚くするしかない」。慶大時代は神宮で活躍し、プロでも実績十分な16年ドラ1右腕が、投手では第1号の“補強”となった。