日本ハムの水野達稀内野手（２４）が１０日、北海道北広島市の球団事務所で契約交渉し、今季９５０万円から２０５０万増の３０００万円で更改した。会見で「３倍くらいです」と大幅増を明かし、３０００万円の大台については「乗った…と思いますね。３０００はいきました」と笑顔を見せた。（金額は推定）

　３年目の今季は２軍スタートだった春季キャンプから、堅実な守備とパンチ力のある勝負強い打撃でアピール。１軍キャンプに昇格すると、新庄監督から遊撃のレギュラーとして起用することを伝えられた。１０５試合に出場し打率・２２０、７本塁打、３７打点だった。

　「自分の野球人生の中でも印象に残った１年でしたし、人生が変わった１年だったと思います」とシーズンを振り返った。

　来季の目標として「個人的には打率はもうちょいほしいなと思いますし、ホームランは個人的に７本は目標としていたところなのでそれができてうれしいです。７本いったので次は２桁を目指したい」と言う。

　クライマックスシリーズではファーストステージ第３戦で決勝の２点三塁打を放つなど、計６試合２０打数８安打と活躍。「追い込まれてからのアプローチというのは、ちょっと手応えを感じた部分は少しあった。それが継続してできれば、ちょっとぐらい上ると思う」と言う。

　続投する新庄監督に対して、「もしかしたら辞めるんじゃないかっていう気持ちもあった中で、続投となったのは本当にうれしかったですし、ボスを日本一にしないと辞めさせられないので。ボスが無理だなって思う前に、日本一を絶対に取りたいなと思います」と思いを明かす。日本一へ、攻守に貢献する。