中日 マルティネス退団決定 巨人入り有力 4年40億円オファー実らず「東京の球団に行く」

 中日の保留者名簿から外れ、12球団との交渉が可能となっていたライデル・マルティネス投手(28)が14日、中日に今季限りで退団すると連絡した。現地報道などによると、巨人入りが濃厚とみられる。

 最多セーブを2度獲得した絶対守護神を中日も最大限に評価。球団史上最高年俸となる4年40億円以上のオファーを出していたが、条件面で及ばなかった。球団には「来年は東京の球団に行くことになった」と連絡が入ったという。

 キューバ出身のマルティネスは2017年に育成として中日へ入団。18年に支配下登録されると、中継ぎとして能力が開花。19年シーズンの終盤からは抑えに定着すると、圧倒的な制圧力を発揮して、最終回のマウンドに君臨してきた。22年には39セーブ、24年にはセ・リーグ外国人最多となる43セーブを挙げ、それぞれセーブ王を獲得。NPB8年間のキャリアで通算166セーブを積み上げてきた。

 今季は、21年オフに結んだ3年契約の最終年。11月21日に中部国際空港からキューバへ帰国する際は「すごく居心地がよくていいチーム。本当はドラゴンズを出たくないんですけど、今は戻ってこれると言い切れる状態ではない。8年間を思い出すとすごく感情的になる」と目に涙を浮かべた。8年間在籍した中日に愛着を感じてはいたが、最終的に移籍を決断した。

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