巨人と正式契約のライデル・マルティネス MLB市場の価値は5、6年総額77億円~92億円 米記者が証言 格安で日本残留?
全米野球記者協会所属のフランシス・ロメロ記者が14日(日本時間15日)、自身のXに新規投稿。2年総額24億円で巨人と正式契約を結んだライデル・マルティネス投手について、仮にMLBへ移籍していた場合の条件を公開した。
ロメロ記者は「情報筋の話」と前置きした上で、「28歳の彼のMLB市場での価値は5000万~7000万ドル(約77億円~92億円)で、5年または6年の複数年契約となっている」とつづった。マルティネスの今季年俸は推定2億3000万円。22年から3年契約を結んでいた中で、2度のセーブ王のタイトルを獲得。特に今季はキャリアハイの60試合に登板し、最多の43セーブ、防御率1・09をマークした。
昨オフにカブスへ移籍した今永らが高額契約を結んだことで話題となったが、メジャー移籍1年目で15勝3敗、防御率2・91の好成績を残した。日本で実績を残した選手であればメジャーでも通用するという実績を作ったことで、おのずとマルティネスの価値も上昇しているとみられる。同様のケースで21年に阪神からパドレスに移籍したロベルト・スアレス投手は、単年契約の総額700万ドル。その後、大型契約を結んだが、日本で活躍する投手の市場価値は上がっている証拠だ。
マルティネスはまだ28歳と若く、MLB球団でもクローザーを任せられる逸材と判断されている。メジャー移籍であれば好条件が得られていたかもしれない中、日本でのプレーを選択したことになった。