巨人にいた伝説の2軍選手「15年やったんですよ」1軍でわずか13試合も元木氏「クビにならない天然記念物」共演者も驚き
巨人OBの元木大介氏が14日にフジテレビで放送された「ジャンクSPORTS」に出演。「プロ野球2軍はつらいよ」というテーマでトークを繰り広げた中、巨人に伝説の2軍選手がいたことを明かした。
佐久間アナから「伝説の2軍選手がいたんですよね?」と話題を振られると、元木氏は「普通、長くても6~7年。15年いた選手がいるんですよ。1軍で13試合くらいしか出ていない」と返答。「渡辺さんって北陽(出身)のピッチャー。2軍で15年やったんですよ。クビにならない、天然記念物です」と明かした。
「当然、キャンプとか1軍に来るんです。それでナベちゃんがいなくなると『シーズン始まるな』ってなる。本当にキャンプの春と秋しか会わない」と当時を振り返り、「期待はされてたんですよ。だから残る。一生懸命で成績もそこそこなんだけど、1軍には呼ばれない。2軍で15年よ」と語った元木氏。共演者も「それはすごい」と思わずうなった。
元木氏が語ったのは渡辺政仁氏について。名門の北陽から1985年度ドラフト3位で指名された左腕。プロ入り後は度重なる故障もあり、手術を重ねた。イースタンで最多勝や最高勝率のタイトルを獲得するなど非凡な才能を見せたが、最終的に投手として1軍に昇格することはなかった。
プロ10年目の95年に外野手へ転向。抜群のセンスを発揮してファームで結果を残し、97年にプロ入り初めて1軍出場を果たした。最終的に13試合の出場で3安打、打率・167の成績で2000年に現役を引退。以降は巨人でスカウトを務めていた。