ソフトバンク 前レッドソックス・上沢獲得 チーム事情に合致 3年以上総額7億円超か
ソフトバンクが米大リーグのレッドソックス傘下3AウースターからFAとなった上沢直之投手(30)を獲得することが15日、分かった。3年以上、総額7億円超とみられる条件で交渉し、この日までに基本合意した。
上沢は昨オフ、日本ハムからポスティングシステムを利用して米球界に挑戦したが、マイナー契約を結んだレイズで開幕メジャー入りできず、その後にレッドソックスに移籍してメジャー登板は2試合にとどまった。
9月には右肘を痛めて帰国したが、シーズン中から動向を見守ってきたソフトバンクは獲得に支障なしと判断。上沢も獲得オファーを出した古巣の日本ハム、米国残留を含めた選択肢の中から決断したとみられる。
ソフトバンクは国内FA権を行使した石川柊太投手(32)のロッテ移籍が決定。昨年まで在籍した日本ハムで通算70勝を挙げた上沢には先発ローテの一角として期待がかかる。三笠杉彦ゼネラルマネジャーは「投手力はもうちょっと強化していくのが課題」と話しており、チーム事情に合致した補強となりそうだ。
◇上沢 直之(うわさわ・なおゆき)1994年2月6日生まれ、30歳。千葉県出身。187センチ、88キロ。右投げ右打ち。投手。専大松戸から2011年度ドラフト6位で日本ハム入団。14年4月2日・ソフトバンク戦でプロ初登板初先発初勝利。2度の2桁勝利を挙げるなどNPB通算70勝62敗、防御率3・19。昨オフにポスティングシステムを利用してマイナー契約でレイズに入団した。移籍したレッドソックスで2試合に登板し、0勝0敗、防御率2・25。