ソフトバンク 甲斐移籍で正捕手争い激化 海野「本気でレギュラー取りに」

 ソフトバンクの捕手がFA権を行使してチームを去るのは、2017年オフに日本ハムへ移籍した鶴岡以来4人目。不動の正捕手流出で、チーム編成の再考が迫られる。

 17年から8年連続で100試合以上に出場し、4度の日本一に貢献した甲斐。現状で支配下捕手は7人。今季38試合で先発マスクをかぶった海野は、「本気でレギュラーを取りにいきたい」と覚悟を示した。

 海野と同学年の谷川原はチームの方針で、2軍で1年間スタメン出場を続け、移籍2年目の嶺井は通算520試合出場の実力者。今季支配下登録をつかんだ石塚や渡辺陸は強打が魅力。来季が5年目の牧原巧と2年目の藤田は1軍出場経験はない。

 三笠GMは甲斐の移籍に関して「残念。ダメージがないと言ったらうそになる」と認め、補償については未定とした。

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