ＤｅＮＡ・伊藤光捕手（３５）が１７日、同じ１９８９年生まれで米大リーグ・オリオールズ移籍が決まった菅野の今季の活躍に刺激を受け、来季の正捕手奪還を宣言した。復活を遂げた同級生右腕に、負けてはいられないとばかりに意気込んだ。

　「もともと実力はありますけど、今年復活した。すごいなと思っていて」。昨季４勝と低迷した菅野は、今季１５勝を挙げて巨人のリーグ優勝に貢献し、ＭＶＰを受賞。ともに最優秀バッテリー賞を獲得した小林も同学年で「オレもまだやれるっていう気にさせてくれる」と“アラフォー”からの再起に意欲を見せた。

　伊藤は今季３９試合の出場にとどまったが、正捕手の山本が負傷で不在時にはベテランの味を発揮。「衰えていくんじゃないかって言われてるところでもがいてるのも、すごくいいことだと思っている」と果敢に挑む。