巨人 甲斐も獲得 ビッグネーム補強着々!阿部監督の熱烈オファー実った 5年総額15億円超オファー

 巨人は17日、ソフトバンクから国内FA権を行使した甲斐拓也捕手(32)と契約合意したと発表した。5年以上の長期契約で、年俸総額は15億円超の破格オファー。阿部監督自ら交渉の席に就き「私の背番号10を継承してほしい」など、直接伝えた口説き文句でハートを射止めた。ライデル・マルティネス投手(28)、田中将大投手(36)に続き、リーグ王者が補強の手を緩めない。(金額は推定)

 1カ月以上に及んだ一騎打ちを制したのは巨人だ。ソフトバンクから4年総額10億円超の提示を受けた中、巨人は5年総額15億円超の破格オファー。ベストナイン3回、ゴールデングラブ賞7回の受賞に豊富な代表経験など、球界を代表する捕手に対し、誠意を示して迎え入れた。

 「本当にホークスを離れていいのか、自問自答を繰り返しましたが、今回、新たな経験をすることで野球選手としての自分をもっと高めたい、という心境に至り、移籍することを決めました」。甲斐はソフトバンクを通じ、決断に至った経緯をコメントで発表した。

 5日。阿部監督が自ら福岡に出向き、直接交渉の席に着いた。その席では「私の背番号10を継承してほしい」など口説き文句も用意。11月下旬には獲得競争に参戦した理由として「絶対的な司令塔が欲しい。とてつもない安心感があるし、そういう支柱が欲しい」と明かしていた。

 4年ぶりにリーグ優勝を遂げたチームだが、今オフは補強の手を緩めない。国内FA権を行使した阪神・大山、ソフトバンク・石川の獲得に動いたが、大山は阪神残留、石川はロッテ移籍が決定。思惑が外れた中でも16日は、中日を自由契約となったマルティネスの獲得を発表。楽天を自由契約になった田中将にも、獲得オファーを出して基本合意に達している。

 ビッグネームの補強が続く現状について、吉村編成本部長は「とにかく一番いい形で戦えるようなところに。私たちはチーム一丸となって、目標は連覇と日本一ですから」と説明。現有戦力の競争を促し、勝ち続けるチームを構成する。また、最大で3人の助っ人獲得を狙い、現在も調査を続けている状況。まだ補強の手を緩めない。

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