渡辺恒雄さん死去 長嶋茂雄氏が沈痛「しばらくは何が起こったのか頭は白紙の状態でした」「今、何を話せばよいのか」
読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄さんが19日午前2時、死去した。同社が発表した。98歳。都内の病院で亡くなり、死因は肺炎だった。葬儀は近親者のみで執り行い、後日、お別れの会を開くという。
訃報を受け、長嶋茂雄終身名誉監督がコメントを発表。「突然の訃報でした。しばらくは、何が起こったのか、頭は白紙の状態でした。古く長いお付き合いで、巨人を離れても沢山の思い出があります。今、何を話せばよいのか、巨人が勝った時の渡辺さんの笑顔しか浮かんできません」と沈痛の思いを明かした。
渡辺さんと長嶋氏は信頼関係も厚く、2001年には渡辺さんが「長嶋は総理大臣より偉い」と語ったことも。19年4月2日には東京ドームを訪れ、長嶋茂雄終身名誉監督とともに阪神戦を観戦した。