楽天・三木監督が3年目右腕の復活に期待 「むちゃくちゃ期待している」

 楽天・三木肇監督(47)が19日、来季3年目を迎える荘司康誠投手(24)の先発ローテ復活を望んだ。「彼の野球人生は来年だけではないけど、このチームの将来には絶対に必要だと思う。自覚は強く持ってほしい」と語った。

 荘司は今季、開幕前に膝の違和感を訴えるなど、度重なるコンディション不良に悩まされた。9月には右肘をクリーニング手術。苦しいシーズンとなり、結局ルーキーイヤーの5勝を下回るわずか1勝だった。右腕自身も「結構苦しかった」と振り返る苦い1年。現在はリハビリに励んでいる。

 ただ三木監督は、この経験を生かすことに期待している。「メンテナンスしながら、そこ(患部)の箇所を強化して、次のシーズンに活躍している選手は結構いる」。長い指導者人生の中で、復活を遂げてきた選手を目の当たりにしてきた。

 今季ともに2桁勝利と飛躍した早川、藤井に加え、ベテランの岸や新外国人選手、年下の古謝、内らが現在の先発ローテ候補。指揮官は「やっぱり若い力が必要。むちゃくちゃ期待している」と荘司が投手陣を引っ張る存在に成長することを願っている。

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