楽天・早川隆久投手（２６）が２１日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、３７００万増の７０００万円でサイン。球団に対して、同じ楽天グループでＪ１を連覇した神戸のような“強いチーム”作りを要望したことを明かした。（金額は推定）

　サッカー好きで、シーズン中から神戸の試合を現地で観戦していた早川。８日の最終節もノエビアスタジアム神戸に足を運び、連覇の瞬間を目撃。「強いチームに必要なところを見られた。同じグループでＪ１を連覇したチームと、３年連続で４位にいるＢクラスのチームの差は何か、いろいろ感じた」と大きな刺激を受けた。

　目指すはフロントと現場が一体となってのチーム強化。「１人で雰囲気を変えるのは難しいけど変えたい。（自身も姿で）示していきたい」と話した。

　「優勝セレモニーもすごかった。自分たちもチャンピオンフラッグを持ってグラウンドを一周したい」と頂点への思いを強めた。今季は自身初の２桁勝利となる１１勝を挙げた左腕は「来シーズンはリーグ優勝、日本一を見ていきたい」と意気込んだ。