楽天・三木監督 浅村の一塁転向示唆「選択肢としてある」 今季三塁転向も成績残せず「彼の思い聞いて」決断へ

 楽天・三木肇監督(47)は23日、今季三塁を守っていた浅村栄斗内野手(34)を来季、一塁にコンバートする可能性を示唆した。「選択肢としてポジションを変えるというのはある」と語った。

 昨年までは長く二塁を守っていたが、今江前監督の「打撃に集中させたい」という意向から、今季は三塁にコンバート。ただ結果は打率、本塁打、打点といずれも成績を落とす結果に。浅村自身は「言い訳にしたくなくて、結果を出せなかったのは自分の実力不足」と振り返ったが「不安は当然あった」と率直な思いを明かしていた。

 三木監督自身は一方的に押しつけるのではなく「彼の思いを聞いて、尊重しなきゃダメな部分も分かっている」と対話重視の考え。「せっかく慣れてきて、そこ(サード)で落ち着けるんだったら絶対その方がいいし、新しい発見とか経験はあったはず」と話した。

 主砲がより負担の少ない一塁で、本来の打力を発揮することにも期待はかかる。指揮官は「いい形になってチームに落としたい」と熟考し決断を下す。

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