巨人・田中将大 背番号11「斎藤雅樹さんが思い浮かんだ」【一問一答】
楽天を退団し、巨人入りが決まった田中将大投手(36)が25日、東京都内で入団記者会見に臨んだ。残り3勝の日米通算200勝達成への思いを明かし、「まだまだできるんだという証明をしたい」と言葉に決意を込めた。年俸1億6000万円+出来高の1年契約(金額は推定)、背番号は「11」に決まった。
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-巨人、セ・リーグの野球の印象は。
「プロ野球史の先頭をずっと、引っ張っているチーム。そんな球団でプレーできることは、本当に光栄に思いますし、うれしく思います。アメリカ時代を含めDHがないリーグに身を置くのは初めてなので、その辺もまた新たなチャレンジになると思う。どういう形であれチームに貢献できるように思います」
-プロ19年目の決意。
「24年は全てを振り返って、野球で何もできなかった初めてのシーズンでした。めちゃめちゃ悔しかったです。25年はやり返したい気持ちはあります。チームは変わりますが自分にできることっていうのを、常に頭に置きながら行動していきたいなと思っています」
-監督は「貯金をできる投手だ」と。
「自分としても投げる試合は全て勝つ気持ちでやっています。10年以上も前の話ですけども、全て勝ってきたこともある。年齢を重ねてその時に比べたら、衰えていってる部分っていうのはありますが…。その分長くやってきたことによっての経験だったり、引き出しっていうものもある」
-背番号11。
「子供の頃、斎藤雅樹さんが投げている姿を見た。すごく好きな投手だったので真っ先に思い浮かんだ。これも何かの縁かなと勝手に思って、11番でプレーさせていただくことになりました」
-楽天退団時も「すごくいいコンディション」と。今の状態は。
「あれから1カ月ぐらいたちますけど、コンディションはその時よりもいいと感じています」
-楽天ファンに思い。
「イーグルスで11年間プレーをして、たくさんのファンの方々に支えていただきました。こういう形でチームを去ることになりましたが、感謝の気持ちはこれからも変わりませんし、大きく育てていただいた。イーグルスの田中将大ではなくなりましたが、これからも田中将大のことを変わらず応援していただきたい。これからプレーする姿も東北の皆さん、イーグルスファンの皆さんに届けられるように、しっかりと頑張らないといけないなと思っています」